From 2015, 2015年より、

マイナーなユーカリ達』は日本語のみでというか、英語にできないだけですが、ユーカリに関する栽培記録を掲載しています。

The English version is "Slow Life - Tidings of four seasons".
I am weak in English. For that reason I aim at something like picture book, that is represented by words of a little.

英語版としていますが、タイトル通り『四季の便り』として、日本語と英語の併記で四季折々のユーカリの姿を掲載しています。

Aromaphloia アロマフロイア』では、バラやアロマオイルなどユーカリ以外のものを掲載しています。

12/14/2010

夏秋のユーカリ・シネレア

学名:Eucalyptus cinerea (ユーカリ・シネレア)
英名:Silver Dollar gum / Argyle apple
和名:銀丸葉ユーカリ、シルバーダラー



昨年の今頃はこんな状態でした。

何となくいい感じでしたが、

春先から横に出た枝が伸びるわで、

ほっておくと上には栄養がまわらず、

横に伸びた枝にしか栄養が行っていない様な、

スパイラル状にしていた幹は、秋口にカットしました。





横に伸びた枝しか無いので、立ちそうな枝は立てて、見た目を少し良くしました。



今はお見せ出来る様な状態ではありませんので、

枝の状態です。

春から秋にかけて成長していますが、

夏場は少々スローです。

今年は日陰に置いているせいか、

昨年と比べて葉色がよろしくありません。




アルファベット順に掲載しているのですが、
Eucalyptus camphora (ユーカリ・カンフォーラ)は、葉の形状がかなり違っていますので、とばしています。
Eucalyptus cephalocarpa (ユーカリ・セファロカルパ)は、セファロカルパではないようなので、とばしています。

9 件のコメント:

  1. Osakano_Jieさん、こんばんは。
    先日お渡ししたCamphoraは
    Camphora ssp Camphoraで間違いありません。
    こちらの方が現地ではより一般的なCamphoraで、
    低地の沼地出身の品種です。
    基本的には葉柄が伸びず、終始Ovate葉型で、
    ハートリーフ型になることはほとんどありません。
    Eucalyptus Ovataに良く似ています。

    一方日本でありふれているCamphoraは
    Camphora ssp Humeanaという山地出身の品種で
    マウンテンスワンプガムと呼ばれるものです。
    こちらの方は葉柄が伸び、ハートリーフ型になります。

    Camphoraには一般的に5品種の亜種が存在しますが、
    学術的に認められているのはこの2種のみです。

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  2. 気になって更に調べてみましたが、
    敢えて疑える他品種があるとすればEucalyptus Ovataです。
    OvataとCamphoraの苗時点での決定的な違いが一つだけあります。
    それは幹・茎の形状です。

    ここでOsakano_Jieさん秘蔵のルーペのお力をお借りできないでしょうか?
    Camphora ssp Camphoraと思しき苗は比較的多数お持ちだったと思います。
    その中に幹の四角いものが一つでもありましたらOvataで間違いありません。
    全ての苗の幹が丸い場合はCamphoraの可能性が非常に高いです。

    Ovata...幹は四角と丸型が混在しており、四角の頻度が高い。
    Camphora...幹は全て丸い形状をしている。(四角はあり得ない)

    タネを購入したのは比較的信頼のおける種屋ですが、
    Camphora ssp Humeana = Mountain Swamp Gumですが、

    Camphora ssp Camphora = Swamp Gum
    Ovata = Swamp Gum
    なので英名で管理している場合は
    ごっちゃになっている可能性も考えられます。

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  3. 次にCephalocarpaでお渡しした苗ですが、
    お手持ちのAlbopurpureaと比較して頂くと大差ないと思います。
    これは現在Fasciculosaを育苗中ですので、
    育ち次第、明確な判別が可能だと思います。
    ※Albopurpurea/Fasciculosaのニ択で間違いないと思います。

    別途、正式なCephalocarpaも育苗中ですので、
    次年度にはお渡しできるかと思います。
    ※これはかなり確実にCephalocarpaです!

    他ではOvata、マウンテンスワンプガムのCamphora、
    この2種の類似種のBrookerianaまで育てていますので、
    全てにおいて曖昧な品種は残さないようにできる予定です。

    OvataもCamphoraもBrookerianaも
    全て過湿や日陰、寒さに強く、育苗が容易です。
    今の時期でも発芽後に野外放置で成長を続けています。
    次年度にはしっかりとサンプル苗をご用意できると思います。

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  4. Osakano_Jieさん、こんばんは。
    Cephalocarpa名でお渡しした苗について新情報です。
    現在私はAlbopurpurea/Fasciculosaのタネと、
    Cephalocarpa名でお渡しした苗のタネを所持しています。

    このCephalocarpa名でお渡しした苗のタネを
    Albopurpurea/Fasciculosaのタネとそれぞれ比較して見ると、
    Fasciculosaのタネとほぼ同じ外観だとわかりました。

    よってCephalocarpa名でお渡しした苗は
    タネで見る限りはFasciculosaの可能性が高いです。

    そもそもAlbopurpurea/Fasciculosaは非常に良く似ており、
    Fasciculosaを正式に育てることでより明確な判別が可能かと思います。

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  5. Osakano Jie12/17/2010

    eucalyptus_kさん、こんばんわ。

    Camphoraの件ですが、再度確認してみようと思っていますが、まん丸でもなく、四角でもなくと言った感じで、四角の角材の角を思いっきり削った様な形状です。
    グロブルス位角ばっていれば四角と断言できるのですが、どちらかと言うと四角の様なものと言った感じです。
    5/8本に見受けられます。
    それも先端から中ほどまで全部という状況でも無く、途中の一部が四角の様な形状であったりします。

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  6. Cephalocarpaの件ですが、Albopurpureaによく似ています。

    ブログをワードにまとめ直しているのですが、写真を取り違えるとどちらか分からなくなる一品です。

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  7. Osakano_Jieさん、こんばんは。
    Globulusは厳密には四角型ではなく、
    四角の各角が飛び出したウイング型という型になります。
    その他ではPleurocarpaなどもこの型です。
    これは非常に際立っており、識別は容易です。

    丸型は本当にスッキリと丸型なので、
    少しでも角ばっていると判別できるならば
    四角型であるということになります。
    例えばCinereaやPulverulentaなどが完全な丸型です。
    逆にAlbopurpureaやMelliodoraなどが四角型になります。

    恐らく、ご判定の結果は四角型の可能性が高そうです。
    私のCamphora?も確認してみましたが、
    株元の方は完全な丸型なのですが、
    幹の先の方に行くに従って四角型になっていました。

    その他の特徴から察するに
    Ovata-95%、Brookeriana-5%に絞られています。
    Brookerianaは幹がウイング型に近いほど角ばっており、
    少しでも丸型になることはありません。
    また、かなり葉に光沢があるようですので、
    ほぼOvataで間違いないと思います。
    是非一度、OvataをGoogle等で検索してみてください。

    性質はかなりのスワンプ系で、
    こあらさんの話ではCamphoraよりもより湿度を好み
    水を多量に必要とするようです。

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  8. 次にCephalocarpaマガイの件ですが、
    こちらはAlbopurpurea/Fasciculosaのどちらかで間違いありません。
    この2種は非常に良く似ているのですが、
    1m強くらいまでの大きさでの違いはたった一つです。

    小さな苗の時点では2者共に幹は四角型でほとんど差はなく進みますが、
    ところが60cm~80cmを超えるくらいの小さな木の状態になると、
    少し状況が変わってきます。

    【Albopurpurea】
    葉の先が尖り、葉の幅は少し幅広くなっていきます。
    幹はより四角型をハッキリとさせていきます。
    また葉色は青緑色または少し粉が吹いたようになっていきます。

    【Fasciculosa】
    Albopurpureaにくらべると葉先が若干丸みを帯びますが、
    葉の形状自体は少し細長く育っていきます。
    幹は四角型を脱し、ハッキリと丸型に変わっていきます。
    葉色は綺麗なオリーブグリーンになっていきます。

    家でもまだ苗の大きさが20cm程度なので
    詳しい比較はできないでいます。

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  9. Osakano Jie12/18/2010

    eucalyptus_kさん、こんばんわ。

    こうやって色々と書き込んで頂けると、勉強になります。
    ありがとうございます。

    Camphora?ですが、写真に撮ろうと頑張ったのですが、角が取れた四角って、うまく撮れませんでした。
    Ovataをグーグルで画像検索すると、単軸分枝とプルリカウリスの様な仮軸分枝の写真があるのですが、どうなんでしょうか?
    葉っぱの形状から見ると、Brookerianaの様に先端が丸みを帯びたものではなく、Ovataの様にとがっています。

    Cephalocarpa?ですが、Fasciculosaをグーグルで画像検索すると、Albopurpureaとよく似ていますね。
    どちらがどちらという感じで、グーグルの写真自体も混ざっている様な?
    このレベルになると、基準となるユーカリの図鑑が無いと、判断不能ですね。
    60cm~80cmとなると、来年の秋頃には、うまくいけば結果が出そうですね。
    よろしくお願い致します。

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