学 名: Eucalyptus nicholii(ユーカリ・ニコリー)
英 名: Nichol's Willow Leaf Peppermint / Narrow Leaf Black Peppermint
発芽しても5ミリ位の大きさで足踏みしてくれる厄介な品種です。
『ユーカリの薫るベランダで』のeucalyptus_kさんのお宅から、苗の状態で来た分の植替えを行いました。
小さな苗の植替えが難しい品種である事は、重々承知しておりましたが、
苗と一緒にタネもご用意頂きましたので、最悪播種からという道がありますので、
安心感から、植替えを決行しましたが、星になってしまいました。
本葉2~3対まで時間がかかったはずで、残念です。
10月20日、タネは植替えと同時に播種しておりますが、越冬できるかどうかに不安がありますので、少量のタネをまいています。
用土は従来やっていました、種まき用の用土と赤玉の層構造にはせず、
ユーカリの苗を植える時に使用している用土の上に、従来とは異なった種まき用の用土を薄っすら被せて表面をならしたものです。
ニコリーはclay soil(粘土質土壌)が良い様ですが、私の場合はバラ用の用土に、赤玉、鹿沼土、パーライト、ゼオライトを足して適当に調整したものです。
このままだと比較的大粒の用土になってしまいますので、粉状でなく、排水性の良い種まき用の用土で、表面を覆いました。
これは、このまま育てて、寄せ植えにする予定です。
我が家にはバラが20種類超ありますので、バラ用の用土がたまたまあったので、バラ用の用土をベースにしています。(家内の趣味です)
ちなみに、バラも調整後の用土を使用していますし、逆にユーカリの肥料はバラに使える固形肥料を使用しています。
10日足らずで多数発芽しました。
鮮度のいい種ですよね~
ニコリーの根っこはなかなか伸びませんので、
一番目が発芽した直後から、メネデールをかなり薄くしたもので、腰水しています。
これで、根っこが伸びてくれれば良いのですが?
ニコリーの自生地は、年間降雨量28インチ(700ミリ位)と我が家にあるユーカリにしては多い方です。
ちなみに枚方の年間降雨量は1400ミリ位です。
大きくなると私にとっては管理しやすい品種の様です。
この個体だけかも知れませんが、20センチ足らずでも見場の良いものになりますので、小さいものでも結構楽しめます。
でも50フィート(約17メートル)クラスの品種ですので、いつ何時いきなり大きくなるか分かりません。
USDA Zone 9、自生地は四国あたりになるのでしょうか(たいがいアバウトですが)?
自生地はニューサウスウェールズだそうです。
地理に詳しい方は沢山いらっしゃると思いますで、ニューサウスウェールズの緯度(南緯)を日本(北緯)に置き換えてみてください。
枚方では少し寒いかも知れません。
ニコリーは日光を好む様です。
この冬、少量の種で冬季実験をしながら、
来年の夏には、複数の苗が里帰りできる様に頑張らなくてわ!
Osakano_Jieさん、こんばんは。
返信削除タネが発芽したようで良かったです。
Nicholiiですが耐寒性はかなりのものであるという実績があります。
基本的には-10℃は軽く大丈夫な品種で、
耐寒性としてはCinereaより少し強いくらいのようです。
これらの実績はニュージーランドやイギリスでのものです。
ニュージーランドが寒地では長野県くらいまで下がり、
イギリスの極寒地は東北くらいまで下がることがあります。
この辺りで育てられるユーカリとして紹介されているものは
日本のラインナップとはかなり異なります。
Cinereaは場所によっては冬季の痛みが激しく、
Globulusはアウト、Citriodoraなんて問題外です。
またGunniiは湿潤を好むため、あまりご当地には合わず。
ということでGlaucescensやPerrinianaが一番人気で、
その中のラインナップにNicholiiも含まれています。
ちなみに私の友人がいるOregonでは、
ユーカリと言うとほとんどがPerrinianaのことだそうです。
Oregonは北海道並みですが、Perrinianaだと幼苗でも越冬できるようです。
eucalyptus_kさん、こんばんわ。
返信削除Nicholiiって、寒さには強いのですね。
タネの鮮度の良いうちに、何ポットか蒔いておこうと思っています。
GlaucescensやPerrinianaも寒さに強いのですか。
Perrinianaの寄せ植え苗を1ポット1本ずつに植替えしたのですが、生存率50%となかなか植替えが難しい品種ですね。
それ以外の品種は、生存率90%ないし100%ですのでご安心ください。