毎日暑い日が続いています。
人もこまめに水分を補給しないと熱中症になってしまう様な暑さですが、
植木鉢もみるみるうちに乾燥してしまいます。
今一番気になっていたのが、ひょろっと伸びた3メートル位のプルベルレンタで、
1日に吸い上げる水分は1.5リットル~2リットル位です。
24時間後に1.5リットルの水を鉢に流し込んでも、30センチの鉢では底から水が出てきません。
もうこの鉢の大きさでは、3メートル位のプルベルレンタには限界なのでしょう。
真夏の暑い時期ですが、植替えを決行しました。
朝一番に植替えをスムーズに終えるため、
前日に支柱のセッティング、底石、土を少量入れて、後は鉢から抜いて入れ替えるまでの作業を先行、
今ある支柱は極限まで解体、夜に突風が吹かない事を祈って翌朝を迎えました。
朝7時前から植替え開始。
写真を撮っている精神的余裕がありませんので、途中経過の写真は有りません。
茎を折らない様に細心の注意を払いながら横倒し。
先端をカットしていますので、長さは2.8メートルでした。
鉢から抜けません。
鉢が割れるのを覚悟で、ラバーハンマーで鉢を叩いて分離、
取り付けてある支柱は外さずに、支柱ごと植替え、
荒っぽい様ですが、支柱があることで、ふにゃふにゃしたユーカリが取り扱いしやすかったです。
支柱を新しい支柱と取り換えて作業完了。
終了したのは9時でした。
昨日の前準備と合わせると約3時間の作業でした。
想定外に上部が重く、支柱の補強等の時間も含んでいます。
休日の朝早くからの作業ですので、助っ人無しの独り作業です。
夏の暑い時期は香りが薄く感じられるのですが、
さすがにこの大きさを扱っていると、
スーとするユーカリの香りが、2~3メートル離れても香っていました。
学名:Eucalyptus pulverulenta(ユーカリ・プルベルレンタ)
英名:Silver-leaved mountain gum
和名:銀世界
これはキツイですね><;お疲れ様でした。
返信削除こあらさんのところで書かれていた件ですが、
家でもcoccifera/regnansには一様に酷い症状が出ています。
熱くなり始めてから症状が出始め、出てからは成長がストップしました。
これは日光の有無はあまり関係ないように思います。
他ではbrookeriana/ovata/vernicosaなどにも症状が出ています。
このあたりのユーカリは暑いのが得意ではないので、
それも何か関係があるように思います。
逆にこれらの品種は春にはめちゃめちゃ調子がよく
成長力も旺盛でしたが、夏は動きませんね。。。
ちなみにvernicosaですが、成長が異様に遅いと思います。
これについて販売元に問い合わせましたが、
最高に適切な環境を用意しても、3年で15cm、
13年目の株でようやく50cmというほど成長の遅い品種のようです。
ですので、のんびりと育ててみてください。
数センチの幼苗でも昨年の冬の吹きっさらし、
用土カチコチでも、痛みなんて皆無なほど寒さには強いです。
eucalyptus_kさん、こんばんわ。
返信削除ユーカリを大きく育てるにも限度がありますよね。
地植えなら植替えの心配が無いので、3メートルでも4メートルでも構わないのですが、鉢植えは1.5メートル位が限度ですね。
1.8メートルのモリスビーも少々取り扱いに難儀しています。
斑点の関係ですが、こあらさんのブログでは書いていないのですが、cocciferaは2本枯れてしまっています。
枯れたという事では、macrocarpa ssp. macrocarpaの横で育てていたrhodanthaも蒸れで枯れてしまいました。
その他にも、ムーンラグーンも数鉢枯れたりと、この夏は枯れやら、葉傷みが多い様に感じます。
ところでユーカリの葉の茶色い点々は、気口のあたりに見受けられます。
光合成にはC3型、C4型、CAM型の3種類があり、C3型は通常の光合成で、C4型は葉の両面に気口があるタイプの光合成で、CAM型は砂漠地帯の植物に多い光合成のタイプです。
C3型、C4型は日中に気口を開けるのですが、CAM型は日中は気口を閉めて、夜間に気口を開けて二酸化炭素を取り込むことで、水分蒸発を抑える仕組みになっているようです。
ユーカリも気候的には広範囲に生息するため、どの品種がどのタイプなのか特定出来ていません。
最近夜でも暑く、エアコンが止まって外気を入れようとしても暑いので、エアコンを再運転させたりすることがありますが、
もし傷んでいるユーカリにCAM型のものがあるとすると、夜間の温度が高い事で、気口周辺の細胞が壊死してしまった可能性も否定できないのではないかと考えています。
涼しい地域の品種は、日中の温度でやられてしまっているのでしょうね。
バックファイヤーではないのですが、人が熱風を吸い込む事でのどの奥をやけどするように、ユーカリも気口を開けたとたんに熱い空気が入りこんでやけどをしているのかの知れません。
vernicosaですが、超スローな展開で面白いユーカリですね。
nitensに至っては苗の状態ですが背丈が1メートル近くで尺鉢に入れていることを考えると、vernicosaの様に小鉢で育てられるユーカリのほうが、何となくほっとします。
小さくしかならない物を大きくした時は、やったという気持ちになりますが、大きくなるものを大きくした時は、やっぱりという気持ちになり、マインドが少々違うようです。
3号~3.5号の鉢で育てていますが、1号あたり幹と枝の総延長は30センチ位が限度かなと感じています。
葉が大きいものはその1/2~1/3位にしないと、先端が枯れるか、マリー状の物はいずれかの枝が枯れるなどの症状が現れる様に感じます。
色々書き込んでしまいました。
ここしばらくブログの書き込みはあまりしていなかったなのですが、なんでだろう状態が続いていまして、今なお整理しきれていない状態です。
いつまで続くのか分かりませんが、しばらくこの様な状態だと思いますが、お付き合いください。
Osakano_Jieさん、こんにちは。
返信削除なるほど!なかなか興味深い推論ですね!
いずれにしても、暑さや蒸れがなどが原因であることは
ほぼ間違いないでしょうね。
この時期は、砂漠系のユーカリはすこぶる調子が良いのですが、
高山や寒地系のユーカリはすごぶる調子が悪くなります。
例えば、glaucescensなども、この時期はほとんど成長が進まず、
場所によっては少し葉痛みがあったりします。
delegatensisはご存じの通り、連日ヘロヘロで成長も進まず、
gunniiでさえも成長は緩慢になってきます。
その他でも、葉が傷んだり散ったりするユーカリがいくつかあります。
rhodanthaはちょっと小さめの鉢でというのが良さそうです。
以前は全然うまくいかなかったのですが、
鉢のサイズを大幅に落としたところ、今は50cm超えまでいきました。
もし、必要でしたらストックあります。
moon lagoonは水切れがかなりヤバいです。
特に小さな鉢やポットで育てている場合は、
表面は少し湿っていても、底面が乾いての水切れも起こります。
なので、少々早めの水遣りを心がけています。
後一つ、scopariaって夏はどうですか?
家ではハダニの被害も出ているのですが、
暑い場所に置いておくと結構葉が散っていきます。
Osakano_Jieさんのお宅は家よりも
もっと日照が良く、暑いと思いますが
どんな状況か、また教えていただければ幸いです。
eucalyptus_kさん、こんばんわ。
返信削除glaucescens:元々成長が遅い品種の様ですが、夏は銀丸葉が綺麗です。小さく楽しむには私てきにはNo1です。
delegatensis:3号鉢では30センチ位が限度で、新芽はすべてカットしていますのでシャキと育っています。ssp. tasmaniensisはglobulusより少し小さいか?位の葉の大きさですが、ssp. delegatensisはglobulusの葉の大きさを超えています。tasmaniensisの倍くらいの大きさの葉っぱです。風に吹かれると良く転倒するユーカリの筆頭です。
rhodantha:ストックの件、ありがとうございます。もう1本は健在ですので、そちらで観察継続してみます。3号鉢ですので、枝も結構育っていますので、30センチの樹高でカットしています。
moon lagoon:水切れに弱いですよね。少々気難しい品種ですね。
scoparia:この夏20センチ少々のもの1本枯れてしまいました。暑さに弱いのかと思いがちなですが、冬から日光にあたっている分は、夏の日光にあたっても新芽を伸ばしてきています。しかしながら日陰の分でも葉傷みがありますので、基本的には暑さに弱い様です。
害虫:ほとんどのものを30センチでカットしているせいか? そのため新芽が少ないせいか? 今のところ虫による被害が少ない様です。 今日尺取り虫を1匹捕獲したところです。
その他:1号あたり幹と枝の総延長は30センチ位の件ですが、3号ですので総延長は90センチとなりますが、albida、gillii、orbifolia、uncinataを放置状態で伸ばしていたのですが、枝・幹の先端部が黄色くなり出しましたので、枝を切ってやると幹の先端の成長が戻ったりしています。
また折をみて写真を掲載させて頂きます。