学名:Eucalyptus cinerea (ユーカリ・シネレア)
英名:Silver Dollar gum / Argyle apple
和名:銀丸葉ユーカリ、シルバーダラー
昨年の今頃はこんな状態でした。
何となくいい感じでしたが、
春先から横に出た枝が伸びるわで、
ほっておくと上には栄養がまわらず、
横に伸びた枝にしか栄養が行っていない様な、
スパイラル状にしていた幹は、秋口にカットしました。
横に伸びた枝しか無いので、立ちそうな枝は立てて、見た目を少し良くしました。
今はお見せ出来る様な状態ではありませんので、
枝の状態です。
春から秋にかけて成長していますが、
夏場は少々スローです。
今年は日陰に置いているせいか、
昨年と比べて葉色がよろしくありません。
アルファベット順に掲載しているのですが、
Eucalyptus camphora (ユーカリ・カンフォーラ)は、葉の形状がかなり違っていますので、とばしています。
Eucalyptus cephalocarpa (ユーカリ・セファロカルパ)は、セファロカルパではないようなので、とばしています。
Osakano_Jieさん、こんばんは。
返信削除先日お渡ししたCamphoraは
Camphora ssp Camphoraで間違いありません。
こちらの方が現地ではより一般的なCamphoraで、
低地の沼地出身の品種です。
基本的には葉柄が伸びず、終始Ovate葉型で、
ハートリーフ型になることはほとんどありません。
Eucalyptus Ovataに良く似ています。
一方日本でありふれているCamphoraは
Camphora ssp Humeanaという山地出身の品種で
マウンテンスワンプガムと呼ばれるものです。
こちらの方は葉柄が伸び、ハートリーフ型になります。
Camphoraには一般的に5品種の亜種が存在しますが、
学術的に認められているのはこの2種のみです。
気になって更に調べてみましたが、
返信削除敢えて疑える他品種があるとすればEucalyptus Ovataです。
OvataとCamphoraの苗時点での決定的な違いが一つだけあります。
それは幹・茎の形状です。
ここでOsakano_Jieさん秘蔵のルーペのお力をお借りできないでしょうか?
Camphora ssp Camphoraと思しき苗は比較的多数お持ちだったと思います。
その中に幹の四角いものが一つでもありましたらOvataで間違いありません。
全ての苗の幹が丸い場合はCamphoraの可能性が非常に高いです。
Ovata...幹は四角と丸型が混在しており、四角の頻度が高い。
Camphora...幹は全て丸い形状をしている。(四角はあり得ない)
タネを購入したのは比較的信頼のおける種屋ですが、
Camphora ssp Humeana = Mountain Swamp Gumですが、
Camphora ssp Camphora = Swamp Gum
Ovata = Swamp Gum
なので英名で管理している場合は
ごっちゃになっている可能性も考えられます。
次にCephalocarpaでお渡しした苗ですが、
返信削除お手持ちのAlbopurpureaと比較して頂くと大差ないと思います。
これは現在Fasciculosaを育苗中ですので、
育ち次第、明確な判別が可能だと思います。
※Albopurpurea/Fasciculosaのニ択で間違いないと思います。
別途、正式なCephalocarpaも育苗中ですので、
次年度にはお渡しできるかと思います。
※これはかなり確実にCephalocarpaです!
他ではOvata、マウンテンスワンプガムのCamphora、
この2種の類似種のBrookerianaまで育てていますので、
全てにおいて曖昧な品種は残さないようにできる予定です。
OvataもCamphoraもBrookerianaも
全て過湿や日陰、寒さに強く、育苗が容易です。
今の時期でも発芽後に野外放置で成長を続けています。
次年度にはしっかりとサンプル苗をご用意できると思います。
Osakano_Jieさん、こんばんは。
返信削除Cephalocarpa名でお渡しした苗について新情報です。
現在私はAlbopurpurea/Fasciculosaのタネと、
Cephalocarpa名でお渡しした苗のタネを所持しています。
このCephalocarpa名でお渡しした苗のタネを
Albopurpurea/Fasciculosaのタネとそれぞれ比較して見ると、
Fasciculosaのタネとほぼ同じ外観だとわかりました。
よってCephalocarpa名でお渡しした苗は
タネで見る限りはFasciculosaの可能性が高いです。
そもそもAlbopurpurea/Fasciculosaは非常に良く似ており、
Fasciculosaを正式に育てることでより明確な判別が可能かと思います。
eucalyptus_kさん、こんばんわ。
返信削除Camphoraの件ですが、再度確認してみようと思っていますが、まん丸でもなく、四角でもなくと言った感じで、四角の角材の角を思いっきり削った様な形状です。
グロブルス位角ばっていれば四角と断言できるのですが、どちらかと言うと四角の様なものと言った感じです。
5/8本に見受けられます。
それも先端から中ほどまで全部という状況でも無く、途中の一部が四角の様な形状であったりします。
Cephalocarpaの件ですが、Albopurpureaによく似ています。
返信削除ブログをワードにまとめ直しているのですが、写真を取り違えるとどちらか分からなくなる一品です。
Osakano_Jieさん、こんばんは。
返信削除Globulusは厳密には四角型ではなく、
四角の各角が飛び出したウイング型という型になります。
その他ではPleurocarpaなどもこの型です。
これは非常に際立っており、識別は容易です。
丸型は本当にスッキリと丸型なので、
少しでも角ばっていると判別できるならば
四角型であるということになります。
例えばCinereaやPulverulentaなどが完全な丸型です。
逆にAlbopurpureaやMelliodoraなどが四角型になります。
恐らく、ご判定の結果は四角型の可能性が高そうです。
私のCamphora?も確認してみましたが、
株元の方は完全な丸型なのですが、
幹の先の方に行くに従って四角型になっていました。
その他の特徴から察するに
Ovata-95%、Brookeriana-5%に絞られています。
Brookerianaは幹がウイング型に近いほど角ばっており、
少しでも丸型になることはありません。
また、かなり葉に光沢があるようですので、
ほぼOvataで間違いないと思います。
是非一度、OvataをGoogle等で検索してみてください。
性質はかなりのスワンプ系で、
こあらさんの話ではCamphoraよりもより湿度を好み
水を多量に必要とするようです。
次にCephalocarpaマガイの件ですが、
返信削除こちらはAlbopurpurea/Fasciculosaのどちらかで間違いありません。
この2種は非常に良く似ているのですが、
1m強くらいまでの大きさでの違いはたった一つです。
小さな苗の時点では2者共に幹は四角型でほとんど差はなく進みますが、
ところが60cm~80cmを超えるくらいの小さな木の状態になると、
少し状況が変わってきます。
【Albopurpurea】
葉の先が尖り、葉の幅は少し幅広くなっていきます。
幹はより四角型をハッキリとさせていきます。
また葉色は青緑色または少し粉が吹いたようになっていきます。
【Fasciculosa】
Albopurpureaにくらべると葉先が若干丸みを帯びますが、
葉の形状自体は少し細長く育っていきます。
幹は四角型を脱し、ハッキリと丸型に変わっていきます。
葉色は綺麗なオリーブグリーンになっていきます。
家でもまだ苗の大きさが20cm程度なので
詳しい比較はできないでいます。
eucalyptus_kさん、こんばんわ。
返信削除こうやって色々と書き込んで頂けると、勉強になります。
ありがとうございます。
Camphora?ですが、写真に撮ろうと頑張ったのですが、角が取れた四角って、うまく撮れませんでした。
Ovataをグーグルで画像検索すると、単軸分枝とプルリカウリスの様な仮軸分枝の写真があるのですが、どうなんでしょうか?
葉っぱの形状から見ると、Brookerianaの様に先端が丸みを帯びたものではなく、Ovataの様にとがっています。
Cephalocarpa?ですが、Fasciculosaをグーグルで画像検索すると、Albopurpureaとよく似ていますね。
どちらがどちらという感じで、グーグルの写真自体も混ざっている様な?
このレベルになると、基準となるユーカリの図鑑が無いと、判断不能ですね。
60cm~80cmとなると、来年の秋頃には、うまくいけば結果が出そうですね。
よろしくお願い致します。