学名:Eucalyptus moon lagoon(ユーカリ・ムーンラグーン)
英名:Fine-Leafed Mallee
調子に乗って、eucalyptus_kさんのブログに、シルバームーン(勝手にネーミングしてしまいました)と書き込んでしまったユーカリ・ムーンラグーンです。
我が家の苗では、glaucescensの次に白い状態になっています。
From 2015, 2015年より、
『マイナーなユーカリ達』は日本語のみでというか、英語にできないだけですが、ユーカリに関する栽培記録を掲載しています。
Japanese edition is "Eucalyptus morrisbyi... in Japan - by Osakano Jie" in GIT.
The English version is "Slow Life - Tidings of four seasons".
I am weak in English. For that reason I aim at something like picture book, that is represented by words of a little.
『スローライフ‐四季の便り』は、
英語版としていますが、タイトル通り『四季の便り』として、日本語と英語の併記で四季折々のユーカリの姿を掲載しています。
『Aromaphloia アロマフロイア』では、バラやアロマオイルなどユーカリ以外のものを掲載しています。
8/29/2010
8/22/2010
ユーカリにミネラルを
グーグルの衛星写真を見ていますと、北アフリカの赤茶けた大地とオーストラリアの赤茶けた大地の大きな違いは、北アフリカでは植物がほとんど見かけられないのですが、オーストラリアではでは少なからずとも植物が写っているものが多いことです。
西オーストラリアの内陸部は、乾燥地や半乾燥地で、年間降水量は200mm 位と少量ですが、降雨と極度の乾燥を繰り返すことによって土壌が硬く締まって、地中40センチ位から下に数メートルのハードパンという硬い地盤が作られるそうです。
ちなみにハードパンの粉砕にはダイナマイトが使用される様です。(それほど硬く、それほど厚いと言う事で紹介しました。)
そのため少量の降雨はハードパンにさえぎられて、地中深くへとはしみ込んでいかない様です。
この事実だけをとらえると、ハードパンが鉢の受け皿の様な役目を果たし、少量の雨でも植物が育つ仕組みが出来ているのでしょうかね?
さらにグーグルの衛星写真を拡大してみると、白い湖の様なものが数多く見受けられます。
元々海底だったものが隆起して大地となった個所も多く、塩分を多量に含んでいるために白くなっているものもあるかも知れないのですが、それ以上に石灰岩によって真っ白になっていることが多い様です。
石灰岩・水で連想されるのが、石灰岩層で自然濾過された弱アルカリ性のミネラルウォーターですが、カルシウムを豊富に含んでいるという事で『○×△水』として販売されていたりしますよね。
ハードパンの下は塩分を含んだミネラルウォータの水筒の様な状態なのかも知れません。
大きくなるユーカリ木、根っこも樹高に比例して長く伸ばす事になるのですが、ユーカリの直根は、ハードパンの間隙をぬいながら、ミネラルウォータの水筒の中に根っこを下していくのでしょうね。
という事で、ミネラル分による成長の違いを観察するために、ミネラル分を含んだものを肥料代わりに与えてみることにしました。
ゼオライトと珪酸白土のどちらを与えるかで迷っていました。
ゼオライトと珪酸白土とも、酸化ケイ素が主成分に変わりはないのですが、酸化アルミニウム・酸化カリウム・酸化カルシウム・酸 化 鉄 ・酸化ナトリウムのバランスが少しずつ異なって来ます。
そこで、オーストラリアと言うとボーキサイトの産出量で世界トップですよね。
ボーキサイト=鉄礬土(てつばんど)はアルミニウムの原料で、酸化アルミニウムを多く含む鉱石です。
最終的には、酸化アルミニウムを多く含むゼオライトに絞りましたが、ゼオライト=沸石には色々な沸石があるようですが、クリノプチロライト系とモルデナイト系が主流の様です。
オーストラリアのゼオライトはクリノプチロライト系が有名みたいです? (現時点では情報不足)
土は輸入出来ませんので、国産の天然クリノプチロライトを探して代用ています。
実験は、同じ様な大きさの苗で、施肥したものと施肥しないものの比較が出来る様に2本あるもの。
苗その物の数がそこそこのあるもので、とりあえず最悪時はゼオライトを撤去することも考えて12鉢で開始します。
実験品種は、カンフォーラ(どうもカンフォーラでは無さそうですが)・クレイドカリックス・レーマニー・プルリカウリスの4品種です。
西オーストラリアの内陸部は、乾燥地や半乾燥地で、年間降水量は200mm 位と少量ですが、降雨と極度の乾燥を繰り返すことによって土壌が硬く締まって、地中40センチ位から下に数メートルのハードパンという硬い地盤が作られるそうです。
ちなみにハードパンの粉砕にはダイナマイトが使用される様です。(それほど硬く、それほど厚いと言う事で紹介しました。)
そのため少量の降雨はハードパンにさえぎられて、地中深くへとはしみ込んでいかない様です。
この事実だけをとらえると、ハードパンが鉢の受け皿の様な役目を果たし、少量の雨でも植物が育つ仕組みが出来ているのでしょうかね?
さらにグーグルの衛星写真を拡大してみると、白い湖の様なものが数多く見受けられます。
元々海底だったものが隆起して大地となった個所も多く、塩分を多量に含んでいるために白くなっているものもあるかも知れないのですが、それ以上に石灰岩によって真っ白になっていることが多い様です。
石灰岩・水で連想されるのが、石灰岩層で自然濾過された弱アルカリ性のミネラルウォーターですが、カルシウムを豊富に含んでいるという事で『○×△水』として販売されていたりしますよね。
ハードパンの下は塩分を含んだミネラルウォータの水筒の様な状態なのかも知れません。
大きくなるユーカリ木、根っこも樹高に比例して長く伸ばす事になるのですが、ユーカリの直根は、ハードパンの間隙をぬいながら、ミネラルウォータの水筒の中に根っこを下していくのでしょうね。
という事で、ミネラル分による成長の違いを観察するために、ミネラル分を含んだものを肥料代わりに与えてみることにしました。
ゼオライトと珪酸白土のどちらを与えるかで迷っていました。
ゼオライトと珪酸白土とも、酸化ケイ素が主成分に変わりはないのですが、酸化アルミニウム・酸化カリウム・酸化カルシウム・酸 化 鉄 ・酸化ナトリウムのバランスが少しずつ異なって来ます。
そこで、オーストラリアと言うとボーキサイトの産出量で世界トップですよね。
ボーキサイト=鉄礬土(てつばんど)はアルミニウムの原料で、酸化アルミニウムを多く含む鉱石です。
最終的には、酸化アルミニウムを多く含むゼオライトに絞りましたが、ゼオライト=沸石には色々な沸石があるようですが、クリノプチロライト系とモルデナイト系が主流の様です。
オーストラリアのゼオライトはクリノプチロライト系が有名みたいです? (現時点では情報不足)
土は輸入出来ませんので、国産の天然クリノプチロライトを探して代用ています。
実験は、同じ様な大きさの苗で、施肥したものと施肥しないものの比較が出来る様に2本あるもの。
苗その物の数がそこそこのあるもので、とりあえず最悪時はゼオライトを撤去することも考えて12鉢で開始します。
実験品種は、カンフォーラ(どうもカンフォーラでは無さそうですが)・クレイドカリックス・レーマニー・プルリカウリスの4品種です。
8/16/2010
葉の形状が異なるモリスビー
学名:Eucalyptus morrisbyi (ユーカリ・モリスビー)
英名:Morrisby's Gum
和名:-----
今年播種のモリスビーは、少し葉焼けを起こしながらも順調に育っています。
15センチ前後の大きさですが、丸い葉っぱを出しています。
昨年播種のモリスビーは50センチ超ですが、丸い葉っぱの付け根から枝を出して、順調に育っています。
ですが、昨年播種分の中に少し先のとがったモリスビーが1本だけありました。
10センチ位の時は同じ様な形状でしたが、大きくなるにつれて明らかに異なった形状になって来ました。
さらに、今年播種分の中にさらに細葉のモリスビーが1本だけありました。
モリスビーの根元から2~3対位いは、通常のモリスビーと同じです。
それから上部は、まるでラディアータの様な感じです。
参考までにラディアータの写真です。
ラディアータは根元から、やはりラディアータらしい細葉です。
こういった現象はモリスビーだけではなく、アロマフロイアにも見られます。
アロマフロイアは写真の様に楕円形の葉っぱが一般的ですが、
中には、やはりラディアータ風なのがあります。
根元から2~3対位いは、通常のアロマフロイアの葉っぱですが、上部はまるでラディアータの様な感じです。
モリスビーにしても、アロマフロイアにしても、苗のラディアータの葉っぱよりも、60センチ超に育ったラディアータの葉っぱに似ています。
先祖返りしているのでしょうね。
100本、200本と育てた確率ではなく、感覚的なものですが、発生確率はきっと数十分の一以上にまれなものでしょう。
だからと言って、どうなのと言ったところですが、観察しているものにとっては、千載一遇の1品です。
英名:Morrisby's Gum
和名:-----
今年播種のモリスビーは、少し葉焼けを起こしながらも順調に育っています。
15センチ前後の大きさですが、丸い葉っぱを出しています。
昨年播種のモリスビーは50センチ超ですが、丸い葉っぱの付け根から枝を出して、順調に育っています。
ですが、昨年播種分の中に少し先のとがったモリスビーが1本だけありました。
10センチ位の時は同じ様な形状でしたが、大きくなるにつれて明らかに異なった形状になって来ました。
さらに、今年播種分の中にさらに細葉のモリスビーが1本だけありました。
モリスビーの根元から2~3対位いは、通常のモリスビーと同じです。
それから上部は、まるでラディアータの様な感じです。
参考までにラディアータの写真です。
ラディアータは根元から、やはりラディアータらしい細葉です。
こういった現象はモリスビーだけではなく、アロマフロイアにも見られます。
アロマフロイアは写真の様に楕円形の葉っぱが一般的ですが、
中には、やはりラディアータ風なのがあります。
根元から2~3対位いは、通常のアロマフロイアの葉っぱですが、上部はまるでラディアータの様な感じです。
モリスビーにしても、アロマフロイアにしても、苗のラディアータの葉っぱよりも、60センチ超に育ったラディアータの葉っぱに似ています。
先祖返りしているのでしょうね。
100本、200本と育てた確率ではなく、感覚的なものですが、発生確率はきっと数十分の一以上にまれなものでしょう。
だからと言って、どうなのと言ったところですが、観察しているものにとっては、千載一遇の1品です。
登録:
投稿 (Atom)